講演会
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  「いつまでも住み慣れた地域で
        暮らしてゆくために

~地域で受ける医療と介護について~

高齢化が進む現在、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるにはどうすればよいか、
総合診療医である「あいクリニック中沢 亀谷院長」にご講演頂きました。

健康面における高齢者の課題には、病気の管理、薬の管理、生活習慣、居住環境が
あります。
これを解決するには、
 ☛ 寝たきりにならないように、日常的に体を動かすことが大切です。
 ☛ 高齢者は、徐々に病気が増えてきて処方される薬も増えるので、調剤薬局を一か所
    に決めるのが安全です。
 ☛ 近隣の散歩や会話の機会を増やしたり、趣味活動、自宅での役割や社会参加する
    ことで生活力をつけることが大切です。
 ☛ 桜ヶ丘は坂や階段が多いのですが、健康のためには運動が生活に取り入られて、
    長寿の街かもしれません。

「総合診療医」とは耳慣れない言葉ですが、いわゆる「家庭医・かかりつけ医」の事です。
子どもからお年寄りまで日常的な家族の様々な健康問題を、気楽に、真っ先に相談できる
身近な医師です。まず、総合医(かかりつけ医)に診てもらい、必要があれば適切な専門
医療を受けられるようつなげていく仕組みを「プライマリ・ケア」と呼びます。

10月25日(日)
企画:桜ヶ丘まちネット
   (桜ヶ丘地域福祉推進委員会)
共催:桜ヶ丘コミュニティセンター
   運営協議会

 昔に比べ、今は自助、互助が盛んになっています。お互いに助け合うことが、地域で
暮らしていくうえで重要なことであり、お互い様という意識を持つことが大切だとお話され
ました。
多摩市では、地域社会のために役に立ちたい、ボランティア活動に意欲があるという方
の割合がとても多く、素晴らしいことだと思います。

地域で暮らし続けるには、互助に加え、総合医を含めた、介護・医療・福祉の地域での
連携がますます重要になってきます。高齢者が増えるこれからは、このような多職種が
連携する地域包括ケアシステムの構築により、支え合える地域社会を目指していく必要
があるとのお話でした。


講師:亀谷 学氏
総合診療医 あいクリニック中沢 院長

講演会終了後、希望者のみ健康相談会を実施しました。

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