平成28年度文化学習講座 特別企画

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〜昭和は遠くなりにけり〜

会場は和やかで、愉しみに溢れていました、鈴木氏のお人柄のお蔭だと思います
参加者の皆様から大変興味深く、また続編としてお話を聞きたい!とのご希望が寄せられています。

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野坂昭如氏が亡くなり、追悼文を新潮45 2月号に書かれました。彼が世に出初めたころの行状記と直木賞作家になり、その後の人となりまで、同年代の若者として、
また編集者として接して来られた日々の話、TVがサブカルチャーからカルチャーへと変貌していった時代とそれを動かした人々、井上ひさし・前田武彦・井原忠孝・永六輔等の真摯でエネルギッシュな生きざま等の話で前半が終わりました。
人生80年「わが友・わが同志」

9月25日(日)
文化・学習部会
講演:鈴木 琢二氏
      (一丁目在住

後半は編集者鈴木氏と関わりのあった方々や、影響を与えていった人々についての話でした。

・ 松本清張・三島由紀夫・大宅壮一・司馬遼太郎・子母澤寛・川口松太郎・水上勉・
  丹羽文雄他それぞれのエピソードや言葉等。
・ 当時の社長の池島信平さんからの「平易な文章を書け」「全員が賛成の企画はダメ」
  「いつでも裏方で居よ」などの言葉。
・ 編集者の仕事は人に会うこと、その人が興味を持っていることを見極めること。

・ 文藝春秋社は社員全員が株主であり家庭的な会社あったこと。

もし生まれかわることが出来たなら、またこの会社で同じ仕事をしたい・・・と話されました。

昭和31年に文藝春秋社に入社し、長く編集者として活躍されました鈴木氏より、
様々なご経験とその中から見えて来た実に豊かな諸々のお話を伺いました。