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 平成29年度 第2回 文化学習講座

  「キューバで生きる」

11月5日(日)         
文化学習部会         
講演 平山亜理        
(朝日新聞社社会部記者)   


                                           

キューバといえばカストロ、ゲバラ、強い野球選手そして決して豊かな国では
ないが、美しい自然、強烈なリズムの音楽等々の知識が一般的だと思います。

今年、国際交流では「キューバを知る集い」を開催することになっていました。
そんな折朝日新聞夕刊に
201789日~22日迄「キューバをたどって」という
特集が連載されました。分かり易く身近に感じさせる記事に、キューバをより
深く知る道標になるのではないかと、新聞社に連絡し、筆者平山亜理さんの
講演を依頼しました。そして実現したのが今回の文化学習講座です。


 
 
平山亜理さんは気さくでカッコイイ女性でした。国際報道部に配属され、語学
留学でスペイン語を選び、キューバで
1年間勉強され、その後サンパウロ支局
在職となりました。

未だにマクドナルドのない国、カストロの国にはどんな人々住んで、どんな
生活をしているか?

 
 
 

この日の講演では、新聞記事を基に、より深く、その背景等を話されました。

「フィデル・カストロの姪 性的少数者を守る」「偶像は幻に終わった」「父と
息子 サルサの半世紀の夢」「シャバダバダ 
寅さん料理人」「農学者が作る
ルッコラの味は」「Uターン青い鳥か、バブルか」「
100年の家業カウボーイ
の夢」
「おやじが作る すてきな横丁」「無料で育てる 無料で診る」と話題
は多岐に渡っています。それぞれに携わった人々の気持ちが伝わって来るよう
な講演でした。

 
 

貧しい人にとっては病気になることはすなわち死を意味するという時代があり、
革命がありました。その目的の一つは「等しく貧しく、全ての人に教育を」でした。

現在はより豊な世界への脱出を試みた者たちが、夢破れUターンをしてくる例も
多くなっています。社会主義国であるが、自分で働くことを薦め、色々なビジネス
が生まれています。観光客の数も増え、それに即しての豊かさもあるようです。

これからのキューバに目が離せません
 
 
 

質問も多数あり関心の深さが伺える講座でした。


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